映像化の裏側

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伊坂幸太郎×濱田岳:中村義洋監督の伊坂映画に“必ず”出る男

伊坂幸太郎作品の魅力は、伏線と人情が同時に走る文体にあります。それを劇場で届け続けたのが中村義洋監督のシリーズで、そこには欠かせない顔がありました。

中村監督は『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』『ポテチ』と、伊坂原作を連続して映画化しました。原作ファンからは「映像化が難しい」と評される仕掛けの多い物語を、原作の温度を残したままパッケージする手腕で知られます。

その全作品に出演しているのが濱田岳さんです。WOWOWの特集やインタビューでは、4作すべてに顔を出していることが取り上げられ、伊坂ワールドの“顔ぶれ”として定着しました。『ゴールデンスランバー』では、濱田さんの役について「原作の段階からすでに決まっていた」と監督が語るほど、キャスト設計の核になっていたといいます。

濱田さん自身も、地方都市の日常描写など伊坂作品のリアリティに触れ、「フツーにいる人の感情描写」への信頼を語っています。派手なヒーローではなく、隣にいそうな人物が事件に巻き込まれる——その手触りを画面でも支えたのが、連続出演という事実です。

原作を読んでから映画を観る/映画から原作へ戻る、どちらの入口でも、「濱田岳がまた伊坂にいる」と気づくとシリーズのつながりが見えてきます。作家・監督・俳優の三角が作った、静かな常連感の豆知識です。

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