著名人の本棚
「役を生きるため、人間を学ぶため」名優・役所広司の本への向き合い方と原点作
『VIVANT』のノゴーン・ベキ役をはじめ、画面を支配する圧倒的な威厳と哀愁で世界を魅了する役所広司さん。 彼の凄まじい演技力は、活字から人物の背景を徹底的に読み込む「役作りのための読書」と、先輩たちのエッセイから「人間の生き様」を吸収する真摯な姿勢から生まれています。映画『すばらしき世界』では実在の人物に基づくルポ『身分帳』や膨大な資料を読み込んで三上役に挑み、シカゴ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞。続編『孤狼の血 LEVEL2』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を果たすなど、文字を身体に宿すスタイルが世界を魅了してきました。 日本を代表する名優の本への向き合い方と、演技の血肉となった原点作4冊をご紹介します。 ※映画『すばらしき世界』公式インタビュー・各種映画メディア、および主演映画・ドラマの公式情報等で語られたエピソードを元に構成しています。
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役所広司の本への向き合い方
フィクションの面白さだけでなく、実在の記録や先輩の言葉から「人間」を学ぶ。映画『すばらしき世界』の公式インタビューや各種映画メディアでも語られた、役所さんの読書観を整理しました。
01
徹底した原作・資料の読み込み
オファーを受けると、原作や関連する歴史書、実在の人物の記録を泥臭く読み込む。文字から時代背景や人間の「業」を体内に取り込み、役に圧倒的なリアリティを持たせる。映画『すばらしき世界』では、佐木隆三のルポルタージュ『身分帳』だけでなく、膨大な裁判記録や取材資料まで読み込み、前科10犯の男・三上の不器用さと純粋さを体現した——公式インタビューでも、この資料読み込みの過程が繰り返し語られています。
02
先輩のエッセイから「生き様」を学ぶ
プライベートでの読書について、映画『すばらしき世界』の公式インタビューや各種映画メディアで問われた際、役所さんはエッセイを愛読する姿勢を語っています。役作りのための資料読みとは別に、普段から先輩方の生き方やたたずまいを学ぶための読書を続けている——フィクションの面白さだけでなく、実直な人間の記録を愛する素顔が、画面に立つ人物の重みと説得力を支えています。
「いろいろな人のエッセイを読みます。本から先輩の生き方やたたずまいを学ぶために」
演技の血肉となった原点作
主演映画・ドラマの原作4冊。表紙から詳細へ進めます。「読みたい」「本棚に追加」はメール登録なしでもすぐ使えます。

03
日本のいちばん長い日
半藤一利
昭和20年8月15日、終戦の舞台裏24時間を綿密な取材と証言で再現した、昭和史ノンフィクションの決定版。役所さんは陸軍大臣・阿南惟幐役として、半藤一利のテキストをベースに歴史の重圧と向き合いました。国家の命運を背負う男の苦悩——玉音放送直前の決断と、死を選ぶ覚悟——をノンフィクションから汲み取り、重厚な芝居へと昇華。公式キャストコメントでも、資料と原作の読み込みが語られています。
おすすめポイント:終戦の一日を、多角的な視点で追う。歴史の転換点に立った人々の苦悩が鮮やかに蘇る。
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ほかの公式ページ
本編映像の転載はしていません。公式サイト・正規配信の予告へ進みます。
よくある質問
- 役所広司さんは『すばらしき世界』で何賞を受賞しましたか?
- 2021年のシカゴ国際映画祭で、『すばらしき世界』の三上役により最優秀主演男優賞(Silver Hugo for Best Actor)を受賞しています。原案は佐木隆三の『身分帳』です。
- 『孤狼の血』で役所広司さんが演じた役は?
- マル暴のベテラン刑事・大上章雄です。第1作は松坂桃李さん演じる日岡とのコンビ、続編『LEVEL2』では大上が主役として物語の中心に立ち、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
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- 選書は本人の愛読書リストですか?
- 本人インタビューで語られた読書観と、主演映画・ドラマの原作をもとに、役作りの原点をたどる編集特集です。プライベートの読書記録そのものではありません。
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