著名人の本棚
「活字中毒の名優」堺雅人が愛読する、思考を深める4冊
ドラマ『VIVANT』などで見せる底知れぬ笑顔と、狂気すら感じる圧倒的な演技力。その原点は、彼が早稲田大学第一文学部で「中国文学」を専攻していた時代に遡ります。 在学中から劇団で活躍する傍ら、彼が深く傾倒し、現在も移動中や楽屋で読み返しているのが『荘子』をはじめとする中国古典です。 「演じる」のではなく「自然体で役に身を委ねる」。東洋哲学の教養が色濃く反映された、堺雅人さんの思考を深める4冊を厳選してご紹介します。
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History
歩いて歴史を読む
『街道をゆく』のように、土地と人の息遣いを丁寧に辿る視点。大河ドラマの役作りにも通じる読書のスタイルです。
Entertainment
伊坂作品との向き合い
映画化で主演を務めた『ゴールデンスランバー』。伏線回収と会話劇への深い読み込みが、堺さんの演技と重なります。
Philosophy
東洋哲学と「無為自然」の演技
早大で中国文学を専攻。『荘子』が説く「作為を捨て、あるがままを受け入れる」思想は、彼の力みのない独自の演技論や、底知れぬ魅力の根底に流れています。
選んだ本
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02
ゴールデンスランバー
伊坂幸太郎
映画化で主演を務めた作品。堺さん自身が伊坂作品の緻密な伏線回収と独特の会話劇を絶賛し、深く読み込んで撮影に臨んだ代表作です。巨大な陰謀に巻き込まれた男の逃亡劇。信頼と疾走感が胸を打つ傑作エンターテインメント。

03
荘子(内篇)
福永光司(訳)
早稲田大学時代に中国文学を専攻した堺さんにとって、人生のバイブルとも言える一冊。『荘子』が説くのは、作為を捨ててあるがままを受け入れる「無為自然(むいしぜん)」の思想です。 「キャラクターを無理に作って演じてやろう」と力むのではなく、自分の中を一度空っぽにして、役にすっと身を委ねる。あの何を考えているか分からないミステリアスな佇まいや、周囲の空気を飲み込むような独自の演技論は、この東洋哲学の深い理解から生まれています。
おすすめポイント:現代社会の「こうあるべき」という縛りをふっと解きほぐしてくれる、2000年前の人生論。堺雅人の底知れぬ魅力の源泉に触れられる名著。
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ほかの公式ページ
本編映像の転載はしていません。公式サイト・正規配信の予告へ進みます。
よくある質問
- 堺雅人さんの愛読書はどこで語られていますか?
- 著書『文・堺雅人』(文藝春秋)や、映画『ゴールデンスランバー』出演時の公式インタビュー、NHK大河ドラマ出演に関する公式アーカイブなどで、歴史書・古典・読書観について言及されています。
- 『街道をゆく』は全43巻ありますが、どこから読めばいいですか?
- 第1巻から順に読むのがおすすめです。本特集ではシリーズの入口となる第1巻(朝日文庫)を置いています。旅のリズムに合わせて、気になった巻から拾っても構いません。
- この特集の本は本棚に保存できますか?
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- 本人が公表した著書・インタビュー・連載をもとに、読書の背景と役作りの文脈から4冊を編集しています。公式の「おすすめ4選」というより、愛読の文脈をたどった特集です。
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