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今のあなたの心に寄り添う、読後感のカタログ。
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感情以外の入口からも、次の一冊へ進めます。
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『博士の愛した数式』
小川洋子
数式みたいに正確な愛が、静かな部屋に満ちていく。
『羊と鋼の森』
宮下奈都
ピアノの調律みたいに、心の音がそろっていく夜。
『蜜蜂と遠雷』
恩田陸
競い合う音の奥に、誰かの孤独が優しく響く。
『夜のピクニック』
恩田陸
夜を歩いた距離だけ、青春の残り火が温かい。
『水車小屋のネネ』
津村記久子
思い出の水音が、読めば読むほど遠くなる。
『熟柿』
佐藤正午
熟れた時間の甘さと苦さが、舌の奥に残る。
『舟を編む』
三浦しをん
言葉を編む手つきに、生きる速度が戻ってくる。
『みかづき』
森絵都
学べなかった夜が、誰かの光になるまでの長い道。
『鍵のない夢を見る』
辻村深月
鍵のない夢から覚めても、余韻だけが部屋に残る。
『しゃばけ』
畠中恵
江戸の宵に寄り添う、やわらかい怪異のぬくもり。
『花まんま』
朱川湊人
家庭の食卓の湯気みたいな、控えめな幸福。
『コーヒーが冷めないうちに』
川口俊和
冷めないうちに、伝えそびれた気持ちを渡したくなる。
『spring』
恩田陸
巡る季節のあいだに、感情が少しずつ居場所を見つける。
『木挽町のあだ討ち』
永井紗耶子
刃のあとに残るのは、人を想う温度のほう。
『盤上の向日葵』
柚月裕子
盤上の一手が、人生の選択みたいに胸に残る。
『天地明察』
冲方丁
星を読む執念のあと、天が少し近くなる。
『存在のすべてを』
塩田武士
存在を肯定される文章に、呼吸が深くなる。
『旅猫リポート』
有川浩
猫が運んでくれた旅のあと、家族の意味がやわらぐ。
『母の待つ里』
浅田次郎
母の待つ景色が、帰る場所の輪郭を思い出させる。
『夜明けのすべて』
瀬尾まいこ
暗闇の中でも「隣に誰かがいてくれる」と思える静かな救い。
『湖の女たち』
吉田修一
湖面のように動かない真相が、読み終えても揺れる。
『すべて忘れてしまうから』
燃え殻
忘れていく速さより、残したい気持ちが勝つ。
『傲慢と善良』
辻村深月
正しさの鎧を脱いだあと、人の弱さが愛おしい。
『風が強く吹いている』
三浦しをん
風に押されて、もう一回だけ走りたくなる。