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感情以外の入口からも、次の一冊へ進めます。
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『成瀬は天下を取りにいく』
宮島未奈
成瀬のまっすぐさに、息を吸う理由を借りられる。
『東京都同情塔』
九段理江
塔の寓話を降りたあと、社会の言葉が頭に残る。
『イン・ザ・メガチャーチ』
朝井リョウ
巨大な信念の内側で、個人の声が小さく響く。
『存在のすべてを』
塩田武士
存在を肯定される文章に、呼吸が深くなる。
『鹿の王』
上橋菜穂子
命を預かる重さが、読み終えた胸に残る。
『盤上の向日葵』
柚月裕子
盤上の一手が、人生の選択みたいに胸に残る。
『蜜蜂と遠雷』
恩田陸
競い合う音の奥に、誰かの孤独が優しく響く。
『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬
撃ち抜いたあとに残るのは、生きて帰る理由そのもの。
『一瞬の風になれ』
佐藤多佳子
風を切ったあと、自分の速さでまた走り出せる。
『風が強く吹いている』
三浦しをん
風に押されて、もう一回だけ走りたくなる。
『正欲』
朝井リョウ
欲望の輪郭を知ったあと、自分の線を引き直したくなる。
『何者』
朝井リョウ
何者でもない夜が、むしろ本気で気になり出す。
『木挽町のあだ討ち』
永井紗耶子
刃のあとに残るのは、人を想う温度のほう。
『天地明察』
冲方丁
星を読む執念のあと、天が少し近くなる。
『湖の女たち』
吉田修一
湖面のように動かない真相が、読み終えても揺れる。
『傲慢と善良』
辻村深月
正しさの鎧を脱いだあと、人の弱さが愛おしい。
『カフネ』
阿部暁子
失ったものの隣で、新しい家族の輪郭が見えてくる。
『汝、星のごとく』
凪良ゆう
名前を呼べない関係のあとでも、夜空は残っている。
『流浪の月』
凪良ゆう
世間の「正しい」に傷ついた心が、そっと救われていく感動作。
『みかづき』
森絵都
学べなかった夜が、誰かの光になるまでの長い道。
『火花』
又吉直樹
笑いの裏側で、人と分かり合えない痛みが残響する。
『夜のピクニック』
恩田陸
夜を歩いた距離だけ、青春の残り火が温かい。
『羊と鋼の森』
宮下奈都
ピアノの調律みたいに、心の音がそろっていく夜。
『舟を編む』
三浦しをん
言葉を編む手つきに、生きる速度が戻ってくる。